少し前に、教師や保護者からの「気持ち悪い」というクレームでジャポニカ学習帳の表紙から昆虫の写真が消えるというニュースがありました。
個人的な意見としては昆虫の中にはそら確かに気持ち悪いのもいるかも知れませんが彼らも別に最近気持ち悪くなった訳ではないし克服出来ないなら各々で勝手に回避したらいいだけなのに、教育のためにと良かれと思って50年近くも作り続けているいち商品ですら見過ごせない自称正義の味方達の何でもかんでも視界から排除しようとする思想は本当に不遜であると感じます。
それでも当時「何を言ってるんだこいつらは」と大いに憤る一方で、あっさりと販売を取りやめたショウワノートさんの決断の早さと余裕、懐の深さにとても感心した記憶があるのですが、先日文具売り場を通りがかった時に全体的に気持ち悪い感じの植物を集めたラインナップを見て「あ、やっぱり怒ってたんだな」と胸が熱くなりました。
