基本情報
- 百名城番号:053
- 名称:二条城(にじょうじょう)
- 別名:旧二条離宮、恩賜元離宮二条城
- 所在地:〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
- 電話:0758410096
- 天守構造:複合式望楼型5重5階(1603年移築)、複合式層塔型5重5階(1624年移築)、非現存
- 備考:世界遺産、国宝6棟、国の史跡・名勝
来歴
- 1603年:関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康により築城される。同年家康は伏見城において征夷大将軍補任の宣旨を受けて入城
- 1624年:徳川家光が将軍に、秀忠が大御所となり二条城の大改築を行う。城域は西に拡張、廃城となった伏見城の天守を移築
- 1867年:9月に德川慶喜が宿所を若狭小浜藩邸から二条城に移すも、10月に大政奉還・将軍職返上、12月には朝廷より辞官納地命令が発布される
- 1868年:鳥羽・伏見の戦い。二条城は水戸藩士の梅沢孫太郎が留守役となっていたが、新政府の命を受けた議定・徳川慶勝に引き渡され、太政官代が設置された
- 1939年:京都市に下賜される
雑感
徳川家康が築城主でありながら慶喜が大政奉還した地としても知られ、つまり江戸時代の泰平を丸ごと象徴するお城です。
なお「二条城」というのはある種概念的な呼称という面もあるそうで、かの二条大路には室町時代以来いくつもの城郭が建てられる環境にはあった様なのでいくら現二条城が猥雑に観光地化されてはいても由緒正しい土地柄であった事に間違いはないようです。
ちなみに訪れた日が休日だったせいか観光客と修学旅行生とでとんでもない事になっていて、残念ながら御殿に入る気になりませんでした。